刺繡データを作るときの糸切りについて

てんとう虫 ビフォーアフター

こんにちは♪

今回は、糸切りについて

少しお話したいと思います。

 

刺繡の裏面のボコボコを直したい!

刺繍のデータを作り

いざ刺繍をしてみて綺麗にできた!

と思っても、裏から見た時に

糸がぐしゃぐしゃしていたり

ボコボコしている事が多くて困っていました。

そんな時の解決方法を見つけたので

ご紹介したいと思います。

 

 

ワッペンにお勧めのフェルト生地


 

解決策

①縫い終始点の位置を変える

まずは、前回恐竜の刺繍の時にもご紹介した

ぬい始終点の位置を変えてあげて

糸切りを減らす方法です。

パンダ 裏

こちらのパンダの刺繍も糸切りが多く、

裏がボコボコしていたので

データを変えていきます。

 

パンダ データ①

最初のデータはこのように、

耳の部分→目→輪郭となっていた為に

糸切りの回数が多くなっていました。

 

それをまずは、縫う順番を耳→輪郭→目に

変えてからぬい終始点を変えていきます。

 

 

パンダ データ②

画像にある耳の部分のR1がぬい始めで

R2がぬい終わりになり、

もうひとつのR2(頭の部分)が次のぬい始めになるので、

ぬい終わりのR2を次のぬい始めの位置まで動かしてあげます。

 

 

パンダ データ②修正後

すると上の画像のようになり、

これでこの部分の糸切りがなくなりました。

 

パンダ データ③

同じ要領で反対の耳の部分も変えていきます。

 

 

最後に念の為、糸切りなしの設定をしておきました。

パンダ 糸切り設定

 

 

すると、裏のボコボコがだいぶ良くなりました(^^)!

パンダ ビフォーアフター

 

 

②走りぬいをつける

もうひとつの方法は、

走りぬいをつけていく方法になります。

 

まずは、何もしなかった場合のてんとう虫。

てんとう虫①

1本1本の足を糸切りしていて

こんな感じになっていました(^_^;

 

 

これに走りぬいを付け足し、

ぬい終わりから次のぬい始めまで

糸を切らずに縫えるようにしました。

てんとう虫 走り縫い

わかりずらいですが、画像は触覚から触覚までの

走りぬいになります。

 

もちろん、走りぬいをつけていくのは

後で刺繍する場所につけていくので

ちゃんと隠れます( ・∀・)b

 

そして、最初のやり方と同じように

最後に糸切りなしにしておきます。

 

 

 

てんとう虫 カット

すると、上の画像のようにぬい終わりから

次のぬい始めまで糸が出てしまうので、

それを切って

飛び出した糸を補修針でいれてあげると、

表から見ても裏から見ても

だいぶ綺麗になりました(^^)

 

てんとう虫 ビフォーアフター

 

 

まとめ

刺繍するものにもよりますが、

データを作る時に糸切りの事を考えて作ると、

更に綺麗な刺繍になる事がわかりました。

特に小さな刺繍になってくると

糸切りが少ないほうが綺麗に仕上がるようなので、

今後はその辺も注意して

刺繍データ作りに励みたいと思います(p`・ω・´q)

 

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コメント

  1. Awesome post! Keep up the great work! 🙂

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